2011年2月10日木曜日

彼は熱く、そして鋭い

去年の5月のカーネギーメロン大学の卒業式のときに初めてその名前を知った上杉周作さんのこのツイートがちょっとした話題になっている。

アップルで働くまで、イノベーションというのは「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。でもそれは違って、イノベーションというのは「未来にある普通のものを作ること」なのです。この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。less than a minute ago via Echofon



卒業式のときに SCS の The Alan J. Perlis Undergraduate Student Teaching Award を受賞しており、Diploma Ceremony の冊子の彼の熱いメッセージを読んだときは、凄い人がいると思った。

正直、僕は上記のツイートの内容をまだ肌で感じきれていない。書いてあることはよく分かるのだが、ものを作る側の立場から経験を通してそれを噛みしめることができないのである。自身の経験を通してツイートで上記のようなことがフッと思い浮かぶのなら、Shu さんのからだの奥底に眠る能力と情熱は計り知れない。そんな彼が紡ぎだすツイートは切れ味がよく、見ていると気が引き締まる思いがして心地がよい。そしてシリコンバレーのような環境で、自らが生み出す刺激と周囲からの刺激でこれから先も遙かな高みを目指してどんどん上に昇っていくのだろう。こういう人たちから溢れるエネルギーをもらいつつ、僕も自分の山登りを楽しんでいくのだ。


追記:
ピッツバーグを離れる前、 CMU ニッポン懇親会なるものがあり、その日に一度 Shu さんに会うチャンスがあったのだが、就職先が決まってカリフォルニアに行った友人 S くんが(当時の)僕の部屋に残していった荷物をその日に S くんに向けて全発送しなければならなかった。発送後に体力を使い果たして残念ながら眠りこんでしまった、まったくもって無念。

2 件のコメント:

  1. シリコンバレーにいつでもお越しください!

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  2. シリコンバレーは個人的に憧れの地なので是非に!ボストンにもスタートアップが集結していますが、シリコンバレーのそれはまた一味も二味も違うんでしょうね。Facebook、Twitter、Quora でこれからも周さんの投稿楽しみにしていますよ。

    P.S.
    周さんの弟さんもめっちゃ凄い方じゃないですか。

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