2011年8月30日火曜日

アホすぎる

Hurricane Irene 改め、Tropical Storm Irene は Natick 地方には特別に大きな被害を出さずに通り過ぎていきました。自然災害におびえることなく日常を過ごせることのありがたみを久々に味わいました。ちなみに、CNN を見ていると、現在は Hurricane への対応に関してその postmortem が行われている様子。

車のエンジンがスタートしなかった件ですが、室内灯がつけっぱでバッテリーがあがったのが原因でした。アホすぎてもう・・・(泣) 友人が Jump Start Cable で充電してくれて、見事に再起動しました(ありがとう!)。ひとつ油断したのは、ヘッドライトをつけっぱなしで車外に出ようとすると警告音が出るのですが、室内灯は、つけっぱで車外に出ようとしても警告音が出ないのです。ライトに関してはすべて警告音が出るものと思い込んでいたので、室内灯のつけっぱには気付かずに車を出てしまったのが敗因でした。うむ、consistent な振舞いにするためにソフトウェアのパッチを要求したい。でもまぁ、まずは自分のそのお粗末な脳にパッチをあてろと言われそうですが、、

また今回を機に、自分の自動車保険は towing をカバーしていないことがわかったので、さっそく保険を更新しようと思います(もしくは、AAA なるサービスに入るかのどちらか)。

2011年8月26日金曜日

Hurricane Irene

先日の地震に引き続き、今度はハリケーンが接近中です。今日も仕事帰りに少し風が出ていました。

週末から週明けにかけてボストンエリアを直撃しそうなので、今のうちにみんなが避難できるような地下室を見つけておかないといけません。

また自宅の周りには木々がたくさんあるので、それらが倒れてきたときのことを考えて自動車もどこかに退避しないといけないかもしれません。

友人たちと連絡をとりあって、今後のハリケーンの動きに注意しようと思います。


追記(8/26):
いま CNN を見ていますが、風の危険性以上に水の危険性が高そうです。ハリケーンの規模がとにかく大きいので、一度圏内にかかると、向こう24時間はその圏内に捕まったまま。さらに悪いことに、反時計周りに回転しながら海岸沿いに上がってきているので、海の水を大量に内陸に巻き込むようだ。
しかし、ハリケーンはある程度、軌道、規模、到達時間の予測が可能(しかも、時間を追ってその予測修正が可能)なので、マシな気もします。予測不能の地震およびそれに伴う津波の方がどれだけ大変なことか・・・

追記(8/27):
うお、雨がどしゃどしゃ降ってきた!こんな日に限って、車のエンジンがかからなくなるし。ハリケーンをなんとか切り抜けて、月曜日に修理しなければ。
べつに大気圏まで連れていかれて体をばらばらに引き裂かれるわけじゃないしね。なんとかなるっしょ。ちなみに、現在の Irene のサイズはヨーロッパと同じくらいの大きさらしい。

2011年8月5日金曜日

コミッタになります

MathWorks に入社してから約一年半が経つ。そして最近インタビューがあって、開発チームからオファーをいただき、近いうちにそこに異動することが決まった。したがって、今の部署 Engineering Development Group (EDG) で 50% サポート、50% プロジェクトでこれまできていたのが、100% 開発にスイッチする。


EDG からどの部署への異動するかは、かんぜんに本人の希望次第。設計したり、がりがりコードを書いたりしたい人は、Development や Quality Engineering が待っているし、テクニカルでありながらお客様との直接コンタクトを望む人には、Application Engineering や Consulting というような選択肢がある。以前のエントリーにも掲載したが、詳しくはこちら


もともと開発系に行きたかったものの、具体的にどのチームに行きたいかは入社当初さだかではなかった。MATLAB の Toolbox の数をかぞえてみても想像できるかもしれないが、社内にあふれるドメインの種類はそれこそ様々。そんな数多の選択肢の中から、自分の異動先を決めるきっかけになったのは、お客様のケースにじかに触れられる EDG での経験、伊藤直也さんのブログエントリー「エンジニアの不安と壁」、書籍 Binary Hacks 巻頭の川合史朗さんの「本書に寄せて」、そしてカーネギーメロン大学のソフトウェア工学修士で学んだこと、などだった(このほかにも、きっかけになったエピソードは多くあります)。これらが常に頭の片隅にあって、入社してしばらくしてから、自分はこの道に進むと心にかたく誓った。そしてその道のスタート地点に立つことができた今、これから自分が考えることは、”やるか、もしくはやれないか”。小飼弾さんのいうところの「エンジニアとは肩書きではない。行為であり行動なのだ」である。


と、いろいろ理屈を並べてみたが、結局のところは「それがクールで好きだから」、ただそれに尽きます。


推薦を蹴って大学受験をすると言い出したとき、カーネギーメロン大学のソフトウェア工学修士にアプライしたとき、米国で就職活動したとき、そして今回、希望の異動先を自分で決めてそこに異動が決まったとき、これらのすべて出来事を振り返ってみて気づいたことは、自分がもの凄くしつこい性格をしているということだった。具体的には、1) 一度こうだと決めたら、その道を貫く。結果を出すまで他人からの誘いやオファーは基本的に受け入れない(もちろん考慮はする)。 2) 最後まであきらめず突っ走って結果を出す。成功であれ、失敗であれ、いつでも自分の手で結末を叩き出しそれを自分の目で見る。


仕事の昼休みは片手でパンをかじりながらいつも技術書を読んでたし、週末もコンピュータ、数学関連のことに明け暮れた。決してまっすぐな道のりではなかったが、これまで人生で下してきた決断を悔いたことは僕はあまりない。自分で道を切り開いていくとき、ターニングポイントで自分に嘘をつかなかったからだろう。


これから長い旅が始まる。オープンソースではない proprietary な世界だけど、ここで全力を出して日々楽しんでいくとしよう。あと当然ながら、外の世界の動きにもアンテナを張ることを忘れてはいけない。いつでも自分のショボさを知るのは半分気持ちがいいものだ。

A good scientist is a person with original ideas. A good engineer is a person who makes a design that works with as few original ideas as possible. There are no prima donnas in engineering.

Freeman Dyson