2015年12月31日木曜日

2015年ありがとうございました

帰省しているため日本で年を迎えます。今年は僕自身の内面で色々といい変化がありました。また来年も人として成長できればと思います。具体的にはリーダーシップと思いやりです。

2015年10月31日土曜日

年を重ねました

無事に年を重ねることができて、自分のいる環境、友人や親戚そして家族に感謝です。

追記
先月購入したドラゴンクエストⅧ 、空き時間にちょくちょくやって理性を失った竜神王の正気を取り戻したところまで来ました。


初プレイは10年前の PS2 版でしたが、今でもこのイベントシーンは心に響きます。


人と同じように身の回りの物にも記憶がある、すぐに捨てたりせずにひとつの物を大切に使い続ける

先人が教えてくれたことを心に抱いていれば、その人はずっと生き続ける

10 年前にこのシーンをプレイして以来、自分もそういう考え方をしたくなりました。ドラゴンクエストは実際の人生で大切なこともキャラクターを通じて教えてくれます。

2015年9月30日水曜日

穏やかな気持ちで人と接するために

この年になって思うことは人生幸せな気分で過ごせれば、ということです。僕自身、穏やかな気持ちで人と接して話のやりとりをしているときに幸せを感じているようです。人と接する際、どういうときに穏やかな気持ちになれるかをぼんやりと考えていました。

最近感じたのは、人と面と向かって話しているときに、その人との思い出がその人への優しさへの原動力になるということです。もちろん思い出は過去のものなので、当時の鮮度のまま心の中に再燃させることは難しいと思います。それでも、思い出を冷凍させておいてココというときに自然に解凍させようと努力をしている人を見ると、この人は思いやりがあるなぁと感じます。人に渡したお金は取り戻せますが、渡した時間は手元には戻ってきません。だからこそ、誰かが自分と時間を共有してくれるということはとても貴重なことで、蓄積すればするほどその人に対して優しくなる原動力になると思うようになりました。

コーヴィー博士の7つの習慣にある「刺激と反応の間にはスペースがある」、つまり外界からの刺激に対してどういう受け取り方をするかは自分次第ということですが、上記のような心構えでいると心に少しでも広くスペースを作れるようになれるんじゃないかなと思っています。

2015年8月31日月曜日

音楽の効用

先日、これまで芸術劇場での演奏を聴く機会がなかった「交響組曲 ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君」を鑑賞することができました。シリーズ中一番好きな楽曲なので感無量でした。


実際に足を運んだ過去のドラゴンクエストファミリークラシックコンサートでも聞いたことがありましたが、上記の放送の中の MC でもすぎやま先生は音楽には3つの効用があると説いていました。「音楽は心の貯金」「音楽は心の応援団」「音楽は心のタイムマシーン」。つまり、いい音楽を聴くと心が豊かになる、気分が後ろ向きなときに元気な音楽を聴くと心が前向きになる、音楽は聴いた当時の記憶を呼び覚ましてくれる、という効用です。上記のドラゴンクエストⅧの楽曲は人の心情を丁寧に表現したトラックが他のシリーズより多くあり、それこそ「心の応援団」になってくれるものがあります。個人的には、自分がつらいときでも相手に優しくなれるような Ⅷの「つらい時を乗り越えて」が本当に好きで。


すぎやま先生はインタビューのなかで「自分の音楽のベースはクラシック。自分にとっての師匠は、ベートーベン、ブラームス、チャイコフスキー、ドビュッシーといったクラシックの巨匠」と言っており、高校時代にはプロコフィエフやショスタコービッチなども聴きに行っていたそうです。敬愛するすぎやま先生のルーツに僕自身も触れてみたいと思い、今秋はボストンシンフォニーの演奏を聴きに行こうと思うようになりました。 10月にそのショスタコービッチにスポットを当てたプログラムもあり、いい機会なので聴いてこようと思います!

2015年7月31日金曜日

日本に一週間だけ帰国します

東京が死ぬほど暑いらしいですが、6年ぶりの夏なので楽しみ。

友人の結婚式で帰国します。とにかくおめでとう!

2015年6月10日水曜日

「頂点への道」読了

プロテニスプレーヤーの錦織くん自身が綴っているブログを元に書籍化にした「頂点への道」を最近購入しました。

2010 年から 2015 年までの軌跡が描かれており、錦織くんのジュニア時代から彼の取材をしてきたというフリーライターの秋山氏の彼に対する分析も随所に挟まれており、プロテニスプレーヤーとしてのキャリアを錦織くん自身および第三者の目から見つめる本となっています。錦織くんのブログを直接読んだことがなかったので、試合後の心境などを彼自身が語っているのを読むのはとても新鮮でした。

読み終えての率直な感想としては、彼は非常に前向き。怪我が長引いて試合に出場できずにフロリダに停滞する日々が続いても、そのときに出来ることをコツコツこなす。大事な試合に負けて落ち込んでも、そこから何かを学びとって次に繋げる。そういうツラい状況のときに書かれた文章であるにもかかわらず、そこには落ち着きと内省が垣間見え、彼が強さと冷静さを兼ね備えた人間であることが伺える。そして何より彼の優しい人格がその文章から滲み出ている。

今年のフレンチオープンでは残念ながら準々決勝でツォンガに敗れはしましたが、またこれを糧に次のステップに繋げてくれると考えています。テニス、人柄ともに本当に素晴らしい選手です。

ツォンガに勝利した2012年の全豪 、錦織くんの勝利を称えるツォンガが素晴らしい

2015年5月17日日曜日

つぎはコミュニケーション能力の向上

毎年恒例のレビューの2014年分をいただきました。昇進しました!エンジニアレベルが上がり現在はチームのソフトウェアプロセスの改善に貢献したり、自分よりシニアのエンジニアと製品の機能のハイレベルデザインを担当したりといった仕事内容が加わりました。ただ、昇進と同時に課せられた課題はコミュニケーション能力の向上。ここでいうコミュニケーション能力の向上の必要性というのは、君はコミュニケーション障害だから困る!といったようなことではなく(たぶん)、次のレベルのエンジニアになるためには避けて通れない課題だということ。不確定な情報が増した状況下で分かる・分からないの線引きを正確かつ早く行えるか。また、他人に新しい情報をもたらすときに、その人がその情報を使って業務を遂行するうえで十分な量と粒度のバランスを考えてあげられるかなどなど。

特に後者で優れたコミュニケーション能力がどういうものかの具体例として、シェアできるようになりたいで言及したシェアできるエンジニアを挙げます(Aさんとします)。僕を含め多くの中位のエンジニアはよくAさんに質問をしに行きます。彼の回答はその質問内容がどういう文脈から発生しているかの大枠から始まり、その大枠の話から質問者に馴染みのある詳細の部分の話へと移行していきます。移行していく各段階において、情報の粒度が適切で説明が大変わかりやすく、話が詳細の部分へと移ってきたときに質問者はAさんが次に言おうとすることを先読みできてしまうんです。分からなくて悩んで質問しに行った側がいつの間にか回答を先読みできるようになっているって、簡単そうに聞こえますが複雑なロジックが絡み合った大規模ソフトウェアの世界の中でのやりとりでこれができるというのは、並大抵のことじゃないです。しかもAさんは事前に答えが分かっているわけではなく、相手に説明しながらもその場その場で自分の理解しているピースを頭の中でつなぎ合わせて回答を作っているようなのです。

自分もすぐにでもそうなりたいと思っていますが、なんだかいつまで経ってもうえにはうえがーという感じです・・・

2015年4月30日木曜日

人生初スマホ & 初タブレット

を買いました。購入したのは、SIMロックフリーの Amazon Fire Phone, 32GB (Unlocked GSM)(1年間の Amazon プライム会員つき)です。自分が買ったときはセールス時で $189 でなおかつ過去に会社からご褒美でもらった AMEX のギフトカードが $150 分あったので実質自分で支払ったのは $39 というお買い得品。

注文から一週間で届きました

箱開封!

T-Mobileの一ヶ月30$のプリペイドにしてみました

前面にカメラが5つ付いていて、見る角度によって表示される3Dが変化するというギミックが面白い。なにより、これで外にいくときに住所を書きとめたり地図を印刷したりしなくて済むのがいい!というくらいこれまでローテク携帯な生活を送っていました。アプリは Google Play が使えないという難点があるようですが、自分は Amazon が用意してあるアプリストアで十分足りているので問題なし。とても満足してます。

あと勤務歴が 5 年をむかえたので、会社からプレゼントをもらえることになりました。iPad Air 2、Apple Watch Sport‎、Bose のスピーカーのなかから好きなものを選べたので iPad Air 2 にしました。これも何気に人生初タブレット。会社からもらったのは Silver の Wi-Fi 16GB モデルだったので、Natick モールの Apple Store に行って差額を払い Wi-Fi 64GB モデルにアップグレードしてもらいました。

パッケージが製品のサイドビューというところにセンスを感じる

今月は初ガジェットがいろいろ手元にきて嬉しいです。

P.S.
本日 (4/30) 会社の Q1 ミーティングがあり、最近の映画 The Imitation Game を受けて会社の co-founder である数学者の Cleave Moler 氏が Alan Turing と MATLAB の関わりについて話をしました。Natick にある Museum of World War 2 には戦時中に実際に使われたエニグマが保管されており、今日のミーディングで Museum の厚意により社内でそのお披露目となりました。

  友人による撮影

Fire Phone には物体や音楽を認識して Amazon の商品ページへと連れていってくれる Firefly というアプリがあり、書籍や音楽はかなりの精度で正しく認識します。さすがにこのエニグマは認識してくれませんでした。Fire Phone に商品を見せて認識させようとしていると、昔ドラえもんで読んだ「レプリコッコ」を思い出します。物を見せるとそのミニチュアを卵で産んでくれるというひみつ道具なのですが、Fire Phone に認識させた物体とその 3D プリンタ用のデータの紐つけさえできてしまえばレプリコッコみたいなこともできそうです。

2015年3月23日月曜日

シェアできる人になりたい

今年もセルフレビューを提出したのですが、ひとつ挙げ損ねたことがあったので備忘録としてここに書きます。セルフレビューの項目のひとつに「己をより高めるために必要なことは何か」があるのですが、列挙し損ねたもののずっと考えていたことが「シェアできるようになる」ということです。

二人のエンジニアがいるとします。一人はデザイン能力に優れ、コーディングもメンテナンスしやすいよう構造を心がけ、質問すれば解決に必要な分の答えを返してくれる。もう一人は、前者と同等のデザイン、コーディングスキルを持ち、便利なツールがあればそれをチームで使うよう提示し、問題があればチームにいち早く警告を促し、失敗があれば誰かが同じ轍を踏まぬようそれを共有し、さらに他者から頻繁にされる質問への回答を社内の自身のブログに噛み砕いて記載する。

いまの会社では前者は当たり前のようにいます、大勢。後者は知る限り数人で、自分のチームにそのうちの一人がいます。テストを書く際に Google Test を導入したり、チーム内でソースファイルのフォーマット管理を簡単にするために C++ の ClangFormat の導入したりしたのもその人物によるもの。

前者が役不足なのではなく、後者は役という枠を超えて他者の生産性を挙げることも念頭に入れている。力量が並外れているからそういうことにも目がいくのか、あるいは他者への助けを意識するようになってから並外れた力量が身についたのか。Chicken or the egg 問題のようにも見えますが、個人的な見方ではおそらくこれは他者への心がけが先にあったからだと思います。他者への心がけが後づけで来たとしてもそれを長続きさせることは難しいからです。

確立したスキルを持つ集団の中でなにか有益なものをシェアをするという行為は自分にはまだまだ難しい。理想は、自分でここが不便だなと思って直してそれをシェアしたら、実はたくさんの人も同じ問題を抱えていて大規模なレベルで解決するに至ったという状態。つまり、影響力を持つ、ということです。この手の人はどの会社にいても力を発揮できると思います。力の身につけ方も知ってるし、自分で身につけた力をどう他人のために使うかを知っているから。

そんなこんなで仕事してます。今週が終われば現会社に丸5年勤めたことになります。あっという間だった。

2015年2月28日土曜日

記録的大雪

今月のマサチューセッツ州、一ヶ月の積雪量の記録を二週間で塗り替えたらしいです。しかし、その地域に住んでいる僕からしてみると自分の住まい周辺はあまり大したことありませんでした。電気は地下にジェネレーターがあるので停電の心配はなく、仕事も数日だけ雪の影響で自宅勤務になっただけであり、道路の雪かきは街の係りの人が毎回手早く行ってくれます。

気温もこれからは摂氏ゼロ度以上の日がではじめるので、山は去ったという感じでしょうか。ゼロ度を境界線にしているあたり、体感温度は雪国の人のそれになってしまった気がします。春が楽しみです。

日本もそうですが、季節に春夏秋冬があるというのは美しいと思います。同じ季節に戻ってくると、一年という時間の経過を肌で感じることができるからでしょうか。また四季があれば、肌だけでなく耳でそれを感じることもできます。和と春夏秋冬を織り交ぜた BGM が日本のゲームにはあるので、今冬はその季節のものを聞いていました。


2015年1月31日土曜日

2015年よろしくお願いいたします

正月を挟んで、日本で1ヶ月の休暇をとっていました。あと数ヶ月で、ボストンに5年滞在してきたことになるのですが、それだけ長い時間その土地に親しむと日本に帰る際に「帰る」感覚が薄れてきたことに気づきます。いうなれば、ただ二点間を移動するだけの感覚です。日本から帰ってくるときも、日本にいたときの安心感をそのままこちらに持ち込んで帰ってきました。

また、5年同じ会社にいると他社に移る知り合いもよく目にしてきます。同時期に入った同僚、入社時にお世話になった社歴が先輩の人などなど。そういう人たちが移っていく先はだいたい西海岸。Amazon、Google、LinkedIn、Salsesforce、ebay のどれかに移っていくパターンが多いです。西海岸は暖かくて日本に若干近いのでいいなあと思います。僕は雪と寒いのが気にならないのと、今の仕事内容およびチームメイトが己にがっちりかみ合っているため、上に挙げた会社から定期的に来るインタビューメールには応じていません。正直なところ、5年前の学生時代にインタビューした頃と違って、実務を数年経験してプログラミングコンテストを定期的にやっている今なら上記の会社のインタビューにパスするのは以前ほど難しいことではないと感じているので何かあったときに、西海岸に移ろうと思えば移れる準備は出来ています。ただ、現時点でその選択肢はありません。

スキルセットが技術のトレンドと乖離していくのはどうかと思い、仕事から得られるスキルは一握りなのを考えて、今年は edX と coursera のコースを定期的にやっていきます。今月末の Introduction to Big Data with Apache Spark が楽しみです!

日本で小中高大時代の知り合い、現会社の東京オフィスの方々、たくさんの人たちに会っていただきました。限られた時間の中、遊んだり飲んだりしてくれたことに感謝しています。次回会うときを楽しみにまた一年頑張っていきたいと思います。