錦織くんが準々決勝でワウリンカに勝利してから、急遽 U.S.オープンテニスに行くことを決めました。僕自身、中学で二年間、高校で二年間、大学・大学院で六年間、硬式テニスをやってきて日本男子がグランドスラムで準決勝進出するということがどれだけの快挙かはっきり分かっていたので、考えるよりも先に体が動いてチケットを購入していました。2005年、2012年に引き続き、今回が三度目のU.S.オープンになりました。
5日(金)の夜、仕事の後にバスを捕まえボストンを発ち、夜10時過ぎにニューヨークに到着。翌朝、久しぶりということでニューヨークに住んでいるカーネギーメロン時代の友人が僕の滞在先のホテルまで来てくれ、試合会場である7番電車の Mets – Willets Point 駅まで一緒に行きました。
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thunderstorm の予報でしたが、朝はまだ大丈夫でした |
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試合開始は正午でしたが、二時間前に到着 |
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殿堂入りした歴代の男子選手 |
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お気に入りの伝説のプレーヤー、サンプラスの姿も |
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殿堂入りした歴代の女子選手。グラフのフォアハンドが光ります |
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Arthur Ashe スタジアムの前で |
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試合前の個人ウォームアップに臨む錦織くん |
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高速のバックハンドがコートに突き刺さります |
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僕の席はテレビ中継で見ると北東の方角の4階席 |
錦織くん最初のサービスゲーム、1st ポイント。ジョコビッチのバックがネットにかかりました
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準決勝第一試合終了直後、突然の thunderstorm |
天気回復後、フェデラー対チリッチ。雷雨直後の雲のおかげで二戦目は涼しかったです
錦織くんの勝利を目撃した瞬間、涙で目の前がかすんでしまいました。決勝戦はボストンに戻り、テレビで観戦。チリッチに敗れはしたものの、グランドスラム準優勝という歴史的快挙を成し遂げてくれました。トップ10入りも果たし、苦しい局面でのテニスが冴え渡ってきたように見えました。錦織くんの、リターンとグラウンドストロークを主体に試合の流れをつかむところは、個人的にアガシを彷彿とさせます。そして錦織くんはアガシよりもネットプレイに長けていると僕は思っているので、それらを武器にグランドスラムで優勝する日がいつか来てほしい。
これからも錦織くんが U.S. オープンで準決勝以降に進んだときは、できる限り会場まで出向いて目の前で応援したいと思います。