In light of our current opportunities, we will be pursuing other candidates whose background and abilities more closely match our needs at this time.というメールが返ってきました。Reject するだけなのに何でそんなに待たせるのだー、という思いで一杯でした。CMU のキャンパスで Microsoft とインタビューした MSE の友人は他に二人いたのですが、彼/彼女は面接から一週間で rejection メールをもらっているんです。私は、あれ?rejection メールが来てないのならもしかして・・・と思いました。というのも Salesforce.com のインタビューでは、まず reject する candidates に通知のメールを出し、offer を出す candidates に対しては時間をかけて最後の最後に通知のメールを出すという形をとっていたので。Microsoft も同じかな?と思いきや、完全な糠喜びでした orz
Microsoft に履歴書を出したのは、9月10日に CMU で開かれた Company Presentation のときでした。それ以降は、Microsoft の hiring process は非常にゆっくりで、私がリクルータから最初のコンタクトをいただく11月2日まで、Microsoft とインタビューをしている人を他に見たことがありませんでした。通常、最初のインタビューを行う時点で candidate は自分がどのポジションでインタビューをしているかをあらかじめ会社側から通達されています。ここまでの私の反省記録でいえば、Salesforce.com、Google、Facebook、Yahoo とのインタビューでは、最初の face to face もしくは電話インタビューの時点でどのポジションでインタビューをしているか、私はすでに分かっていました。しかし、Microsoft とのインタビューでは、最初のインタビューの時点で私がどのポジションでインタビューしているか、事前にそれは知らされませんでした。代わりに、インタビュー前にリクルータからフォームが送られてきて、自分の希望をそこに書き込む形式になっていたというわけです。Microsoft のオファーまでのインタビューは、CMU でのキャンパスインタビューが一回、Redmond にある本社でのオンサイトインタビューが一回となっていました。Salesforce.com 同様のプロセスですね。
当日のインタビューは CMU の Career Center で行われました。このインタビューの時間が30分と短くかなり驚きました。私だけそんなに短いのかなと思ったら、他の candidates のインタビューのスロットも30分で固定されていました。30分間で interviewer とやりとりしたことは、自分のバックグラウンドの説明と、事前に記入したフォームに関する内容、そして簡単なテクニカルな質問でした。そのフォームで、私が Software Development Engineer (SDE) と Software Development Engineer in Test (SDET) に等しいスコアを与えていたのと、私が過去にパートタイムでテストの経験があるという理由から、SDET がいいのではという方向に話が進み、テクニカルな質問では Salesforce.com のときとまったく同じ問題が出されました。文字の並びの順をリバースするプログラムがあったとして、考えられるテストケースを挙げられるだけ挙げてねという問題です。一度解いた問題だったので、前回の Salesforce.com のときに interviewer に提示した答えと今回新たに考え出したプラスアルファのものを追加して interviewer に説明しました。この30分のインタビューが終わった後、「こんな短い時間で candidate の何が分かるんだろう?」と私は思いました。
ちなみに、この文字の並びの順をリバースするプログラムはインタビューでは典型的な問題らしく、Programming Interviews Exposed の6章にも載っています。Salesforce.com でも聞かれ、Microsoft でも聞かれ、そして Google のインタビュー説明会で私がグッズをゲットしたときに出された問題もこれでした。というわけで、米国で Software Engineer のインタビューをするときは、Programming Interviews Exposed と CareerCup に掲載されているその会社の問題は少なくともおさえておくとよいですね。
結局、五週間後に私は rejection メールをもらったわけですが、その間「もしかしたら」という思いから、最後のセメスターのコースワークをこなすと同時に、CareerCup にある Microsoft の問題を 650 題近く、がむしゃらに解きました(ただし、類似および重複問題がかなりあります。いま見たところ、その問題数は増え続け732題になっています)。これを機に、インタビューで聞かれるテクニカルな問題のパターンを少しだけ把握することができた気がします。
Wikipedia のページをまるまる割いて取り上げられるほど Microsoft のインタビュー形式は有名で、他社のインタビュープロセスのモデルになっているみたいです。本エントリの最後に、他の方の Microsoft のインタビュー体験記を載せておきます。一人の方は offer を受け、それ以外の方は reject されているようです。しかしその方たちは、reject されてもなおこれだけの体験記を残すというのは、それだけ Microsoft が software engineer にとって夢のような会社として見られているということなのではないでしょうか?内情をご存じの方からは違う答えが返ってくるかもしれませんが。まだ未読の SHOWSTOPPER!(日本語版:闘うプログラマー)をちょっと覗くと、NT 開発のプロジェクトは想像を絶するものだったようですし・・・
Microsoft とのインタビューでは一抹の希望を抱いていましたが、冷静になって考えてみると、私はこちらの undergrad の学生さんのようにインターン経験もないし、個人でも impressive な achievement もないしで、Microsoft がまともに取り合ってくれるはずがないのです。やっぱり、なぜリクルータが私の履歴書に目をとめたのかなぁということになるわけなんです。chokudai の名で知られる高橋直大さんのような方は、TopCoder の Red Coder で、Microsoft の Imagine Cup 2008 でも世界第3位に輝いているわけですし、そういう方であれば十分チャンスがあると思うのです。私はもっともっと修行を積まないといけません (*`д´)ガンバルッス!!
【他の方の Microsoft インタビュー体験記】
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