前回の投稿と同様の流れですが、ここ数年で敬愛する作曲家の方々が亡くなっていきました。 ゲームの世界ではすぎやま先生がクラシック調の音楽で独特の世界へ誘ってくれましたが、アニメーション作品の BGM で同じ印象を抱かせてくれた特に思い入れの強かった作曲家が横山菁児さんでした。
横山さんが音楽を手がけた聖闘士星矢は星座やギリシャ神話をモチーフとした作品で、当時は絶大な人気を誇り現在でも世界中に多くのファンがいます。聖闘士星矢という作品は様々な切り口があり、神々との戦い、友情、不屈の闘志といった、描写が複雑な抽象的な概念も、横山さんは独自の技法を用いてそれらを見事に音で表現しています。象徴的だったのが川島和子さんのスキャットでした。聖闘士星矢の音楽を聞く度にどこか懐かしい気持ちにさせてくれるのは、このスキャットが幼少時に聞いたかもしれない子守唄のように聞こえるからかもしれません。
以下は個人選曲で、まだ聞いたことがなければ是非とも試聴していただきたいと思います。
仲間の声を頼りに窮地から再び立ち上がる場面で流れる曲
北欧で出会う兄妹の曲
北欧の地の危機を救い宇宙樹を背にして去る場面で流れる曲
太陽神に屈するも薄れる意識の中で再び命を燃やす場面で流れる曲
太陽神に勝利し地上の平和を取り戻す場面で流れる曲
ポセイドン編の舞台となる海底を象徴する曲
横山さん、数々の名曲をありがとうございました。
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