2009年5月14日木曜日

すべては数字で語れる?

前回の投稿から数学ネタつながりで、留学前からハマってたドラマ Numb3rs を紹介します。



2005年からアメリカで放送されており、数学を武器に事件を解決するドラマ。私はテレビがないのでリアルタイムで今どこまで放映されているかわかりませんが、オフィシャルサイトではシーズン5のいくつかのエピソードがフルで見られます。

本ドラマの主人公は、FBI 特別捜査官である兄ドン・エプスと CalSci の数学の教授である弟チャーリー・エプス。弟チャーリーがさまざまな数式を駆使して、現場で戦う兄ドンの捜査を手助けします。シーズン1のエピソード1は、連続レイプ魔の13人目の被害者が死体で発見されるところから始まり、チャーリーは過去の被害者が襲われた現場をもとに犯人の居場所を確率で割り出そうとします。ちょうどスプリンクラーから撒かれた水の落下地点をたよりに、スプリンクラーの場所を逆探知するように。

このドラマの特筆すべき点は、カリフォルニア工科大学 (Caltech)の Gary Lorden 教授を数学のコンサルタントに迎えて番組づくりをしているところだと私は思います。劇中の黒板に登場する数式もしっかりチェックされているとか。もちろん数式や犯罪捜査以外にも、スリルやサスペンス、兄弟愛・家族愛などのヒューマンドラマが多くちりばめられているので、各エピソードで扱われる理論を知らずとも十分楽しめるのでお勧めです。パラマウントから日本版の DVD も出るみたいです!

数学ガールに比べると Numb3rs はずっと硬派な感じです。ただ、どちらも数学をテーマにして話をふくらませているところが、私は素晴らしいと思います。Everything is numbers^^




追記:
  • CalSci のモデルになっているのは Caltech
  • 兄弟の父親アラン・エプスを演じるのは、96年公開の映画インデペンデンスデイでも主人公デイビットの父親を演じたジャド・ハーシュさん
  • 直感に反するモンティホール問題

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