2009年5月1日金曜日

春セメスター全クラス終了! Except・・・

今日で Analysis、Architecture、そして Algorithms と全てのクラスが終了しましたー
ちょっと感想をば。

[Analysis]
セオリーオンパレードのクラスかと思っていましたが、そうではありませんでした。ボードゲームのフレームワークをデザイン、インスペクション、実装したのち、テストケースを書いて、テストの実装と、開発フェーズの結構な部分をカバーしていてかなり実践的。加えて Hoare Logic、Static Analysis、Protocol Checking といったテストツールの基礎になっている理論も考慮されていて面白かったです。理論と実践、よくバランスがとれていました。

[Architecture]
課題が重かった・・・課題のたびに「これはプログラミングのクラスじゃないよー。アーキテクチャのトレードオフ分析に重点を置くんだよー。」って書いてあるんですけど、プログラミングに結構な時間をもっていかれました。あと、4人の TA の採点基準に結構なばらつきがあったため、クラス評価が若干低めでした。でも、この授業で学んだことはずっとこのあと自分の中で生きていくような気がします。スタイル、パターン、品質特性、品質特性のトレードオフ、アーキテクチャ評価など。どれも一朝一夕で身につくものではないけれど、卒業後も常にこれらのことを意識して開発していくのとそうでないのとでは、5年後、10年後、ソフトウェアエンジニアとしての能力の伸びが大きく変わってくる気がします。まだ、ぼんやりとしかいえないけど。

[Algorithms]
今学期個人的にベストのクラス。日本の大学時代まともに先生の説明を聞かず自学自習して苦労していたので、ソート、ハッシュ、動的計画法、グラフ理論、ネットワークフロー、P、NP など、このクラスを通して改めて学び直せたことがとても嬉しいです。このクラスに刺激されて、最後の秋セメスターには Machine Learning と Algorithms in the Real World というクラスをとります。めちゃくちゃ楽しみだー



最後のクラスでは、 Fair division and cake cutting をというトピックを取り扱いました。Cake cutting にちなんで授業の最後に Whole Foods のケーキを生徒にふるまう、ユーモアたっぷりな Manuel Blum 教授。


さて、来週は final の週なので期末試験と期末プレゼンが待ってます。やっぱり結構なプレッシャーで、とくに Studio Project の end of semester presentation と Algorithms の final exam が同じ日にスケジュールされてるあたりなんか、かなりいい感じ。

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