とある週末 in Boston 二週まとめて

最近の週末の過ごし方は、土曜日は IKEA の家具を組み立てるか、Natick の図書館で読み物をするかで、日曜日はボストンに行きます。新しいものを見て仕事が始まる前日に頭に刺激を与えたいのです。先週はガイドブックに載っている徒歩２時間コースを歩破、今週はボストン美術館に行きました。

【先週】
徒歩２時間コースのスタート地点は、Red Line の JFK/UMass 駅。


左：Joe Moakley Park の横を通りながら
右：反対側を見ると、Dorchester Bay のビーチ


左：波も来ています
右：ビーチをある程度歩いたところでビーチ沿いから逸れます。急な坂道を歩いて、Dorchester Heights Monument へ


左：Monument の頂上。独立戦争中、米大陸軍は大砲を運びここを要塞化し、英国艦隊をボストンから撤退させたとのこと
右：Dorchester Heights を下り、またビーチ沿いに戻る。目の前に見えるのは、Lストリート入浴場。ここに戻ってくる途中に「Good Will Hunting」で出てくるパブがあるらしいのだけど、見つからず


左：写真の奥の方に見えるのが出発地点だったところ。ゴールはまだ先
右：Pleasure Bay へと続き、まだまだ歩く


左：歩いて歩いて Castle Island まで来ました
右：ゴール地点の Fort Independence も見えてきました


左：海の護りを固めるために用いられた大砲がまだ残っています。Memorial Day の前はここまでしか入れてくれませんでした
右：Castle Island から見える Boston Logan Airport。日本に帰国するときはここから飛び立ちます。ひときわ高く見えているのが管制塔

歩いている最中は景色を見つつ、数学ガールとプリントアウトした Structure and Interpretation of Computer Programs を手に読書も同時並行で行ってました。風がびゅんびゅん吹いていてページがめくれるめくれる。電子ブックリーダならずっと快適に読めたはず。風の強い日に散歩しながら読書するときは、電子ブックリーダの出番ですよ。ビーチで Kindle で読書していた人もいましたし。ここから歩いて Red Line の Andrew Square 駅まで戻りました。この日はかなり歩きました。


【今週】
今週は外を歩くのをやめ、館内を歩くことにしました。というわけで、ボストン美術館、Museum of Fine Arts に来ました。 この時期、エジプトの Governor、Djehutynakht という人物の墓およびそこから発見された日々の生活を表した人形、装飾品、壺などが特別展示されていました。ちなみに、Djehutynakht は je-hooty-knocked と発音するそうです。みんながみんな、どうやって発音するの？って聞いていました。


左：Green Line の Museum of Fine Arts 駅。この駅を探すのになぜか結構苦労しました
右：Museum 外観


左：歌川広重の伊勢海老・芝蝦。説明によると、新年に料理に海老を飾るのは長生きを願うためだとか。海老のまるまった背中を老人のまるまった背中に見立てており、それくらいになるまで生きましょうねということだそうです。知りませんでした
右：インドの神様ガネーシャ。MSE で同じチームだったインドの女の子から、この神様の figurine をもらい今もとってあります


左：古代エジプトの展示セクションの入口
右：館内 2F への階段


左：階段を登りきると、John Singer Sargent の天井壁画が広がります
右：ヨーロッパのアートのセクション、展示品を見ながらデッサンしている方もいました


左：着物に身を包んだ妻をモデルに書いたLa japonaise。モネの作品
右：モネの睡蓮

この日は、エジプト、ギリシャ、インド、日本、中国、特別展示に時間を費やして、ヨーロッパの絵画を見て回る時間がほとんどありませんでした。それと、展示品から流れこんでくる情報を処理しきれず、途中から情報過多の状態に。この道に少しでも通じていれば色々と学びとれるのでしょうが、この日に学びとれたのは芸術作品を味わうための視点が自分に全く備わっていないということでした。まさに豚に真珠 (ﾉД｀)　なんとか作品のメッセージを受け取れるようにせねば・・・


▲帰り、South Station の前。ここ最近の日曜は天気がいいのです


以上、とある週末 in Boston の合併号でした。