2008年8月9日土曜日

手元に残しておきたい一冊

渡米の準備がほぼ終わりました~。

日本から持っていくものは、衣類だったり、重要書類であったり、PCであったり、様々。その中でも最大の敵は書籍です。重すぎる。一枚一枚の紙はペランペランなのに。アメリカの大学の教科書は分厚いものが多いので、持ち運びに大変苦労します。AmazonのKindleを使えば、この書籍持ち運びという重荷から開放されるのでしょうか?

というわけで、書籍たちには自分より先に渡米してもらうことにしました。ダンボールに20冊ほど詰めて発送してきました!12Kg!?

しかし、手荷物にどうしても残しておきたい一冊がありました。先月7月30日に発売された「数学ガール/フェルマーの最終定理」。結城浩先生の最新作です。 本書は、前作の「数学ガール 」の続編にあたり、ミルカさん、テトラちゃん、僕というお馴染みの3人組に加え、僕のいとこのユーリが登場します。この4人の登場人物たちがフェルマーの最終定理という難題に挑戦していく姿が、私はとても好きなのです。証明を理解していく過程で一人がつまづいても、別の人が理解の手助けをしてくれる。旅の途中で、一人が倒れたら別の人が助けの手を差し伸べる。数学という舞台でこんな素敵な世界が繰り広げられるなんて羨ましい、ホントに。

少なくとも私が高校生だった頃は、数学を勉強するときはほぼひとり。パーティーシステムが導入される以前のドラクエⅠ状態でした。高校生に戻って数学ガールのような世界でもう一度数学を学び直したいです・・・

「数学ガール」シリーズに限らず、結城先生の書かれる文章はとても優しい感じがします。文章を読んでいると暖かい手でそっと包まれているかのような、そんな感覚です。ひとつひとつの言葉を考え抜いて、読者をなんとか理解の最終地点まで連れていってあげようとするそのお姿には学ぶところがとても多いです。

さて、ピッツバーグ(戦場)へは明日出発です!MSEでは、5人1組のパーティーでプロジェクトという敵に立ち向かいます。


3 件のコメント:

  1. おお~、こりゃ楽しみなブログがはじまったね。長旅気をつけて!1週間後に会おう!!

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  2. コースワークが始まっても、ブログを更新する時間をなんとかひねりだしてみせるぞ。一週間後を楽しみにしてるよ!

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  3. いよいよですなぁ。
    入国したらブログはもちろん英語になるんですよね?!

    大量のリーディングはやはり紙ベースが一番!なのでしっかり教科書持ち歩いてあげてくださいね。まあMSEは論文が多いので教科書はあまり持ち歩かなくていいかも。
    ってかCaveに住み込むんだから教科書持ち歩かなくていいかも。笑

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