さて、来年のことをふと考えたときに自分がもう around 30 になっていることに気づいた。そこから、むかし学部の理工図書で気まぐれで借りた本のことを思い出した。
自分が読んだのが第何版かは忘れたが、ずいぶんと切れ味のいい目次に面食らったことだけは覚えている。手元に本がないので肝心の中身を覚えていないが、目次だけは手元にあった。自分がどれだけそのノルマをこなせたかを以下に示す。
- 針路は20代で決まる
- 心は高く持て 小さいながらも、どの瞬間でも何か目指してるものがあった。
- 尊敬する人物を持っているか たくさん。あえて一人選ぶとすれば、Carnegie Mellon 大学の Anthony Lattanze 教授。
- 孤独の楽しさを知れ 人といるのは楽しくて好きだが、何かを身につけるときは必ず一人じゃないとダメ。あれこれ悩みきってからじゃないと腹の底に落ちないから。人のために役立った力というのは、孤独なときに自分と向き合って格闘しながら身につけた技術であることが多かった。だから自分にとって孤独になることとは、他人のために使う力を身につけるための準備期間。これ以上楽しいことがあろうか。
- 真の愛を知れ 本が手元にないので、どのタイプの愛のことを言っているか忘れた。両親からの愛なら結構分かっているつもり。
- 他人のためにつくせ アバン先生曰く、修行で得た力というのは他人のために使うもの。自身の just for fun と他人のためは表裏一体だと思う。
- 恩を忘れるな ある人と会ったら、その人とのエピソードをほとんど思い出せると思います。ただ、持ちつ持たれつというより、持たれっぱなしな感が否めない。
- 良き友を選べ 連絡を取る取らないの頻度の違いこそあれ、私はこれまで国籍を問わず友人に恵まれてきた。
- 大学をレジャーランドにするな してました。後にまわりに凄い迷惑をかけてちょっと軌道修正したつもり。
- 心に価値のある職を選べ 今の会社のスローガン、Accelerating the pace of engineering and science は好きだ。
- 新人は最下層なのを自覚せよ これまで層なんてものが上がったのを感じたことがない。
- 「好き」だけで結婚するな Not applicable
- 結婚とは親を取り替える儀式だ ditto
- 妻を愛すること ditto
- 父よりも夫であれ ditto
- 男のロマンを子供に伝えよ ロマンは伝えたいけど、自分の人生を決めるのは子供自身だろうと想像したり。
- 先輩に追いつき追い越せ 自分にとって先輩はいつでも先を走ってる。人生の地層が常に自分より高いのだから。まぁだからこそ”追い越せ”なのか。
- 後輩に学び、そして蹴落とせ 後輩にはずっと蹴落とされっぱなし。
- 自然を愛せ まだこれといった活動ができていない・・・
- 自分に賭けろ まだ賭けきれていない気がする。自分のできそうなところから始めるというスタイルがそう感じさせているのかも。
20代には人生にかけがえのない灯が二度ともされる。それは、20代前期にやってくる就職と、後期に訪れてくる結婚である。だそうな。この本が書かれたのが80年代、90年代。それから時が過ぎ社会も変化してきたため、現代から見ると100%賛同しきれないところもある。就職は大事だが転職もよく見られる今、それが一度きりの点灯だとは思わない。後者は同意、一夫一婦制ならなおさら。自分は後者は未点灯。
皆様よいお年を!そして来年もどうぞよろしくお願いします。
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